外壁塗装のコーキングの選び方と使い方!種類と特性を解説します!

外壁塗装のコーキングの選び方と使い方!種類と特性を解説します!

外壁塗装を行う際、コーキングの選択は非常に重要です。
適切なコーキング材を使用することで、建物の美観を保ちながら長期的な耐久性を確保できるのです。
本記事では、外壁塗装に用いられるさまざまなコーキング材の種類と特性を解説し、それぞれの使い分け方についてもご紹介します。
コーキング選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

□外壁塗装のコーキングの種類とその特性

コーキング材は、建物の隙間を埋めて気密性や防水性を高める重要な材料です。
外壁塗装に用いられるコーキング材には、主にアクリル、ウレタン、シリコン、変成シリコン、ポリウレタンの5種類があります。
それぞれの特性を理解することが、適切な選択につながります。

1:アクリルコーキング

アクリルコーキングは、水性系で作業性に優れています。
湿った場所でも施工可能ですが、硬化後に肉痩せしやすく耐久性に課題があります。
陽光下では10年程度でヒビ割れが生じる可能性が高いため、リフォーム時の選択肢としてはあまり好まれません。

2:ウレタンコーキング

ウレタンコーキングは、外壁の塗替え時に頻繁に使用されます。
硬化後はゴム状の弾力性を持ち、コンクリートのヒビ割れ補修にも適しています。
材料との密着性が高い一方、紫外線に弱いため上塗り塗装が必須となります。

3:シリコンコーキング

シリコンコーキングは、最もポピュラーなコーキング材の一つです。
安価で耐候性・耐久性・耐水性・耐熱性に優れ、内外装問わず幅広い用途で使用されます。
ただし、塗装との相性が悪いため、後から塗装が必要な外壁には不向きです。

4:変成シリコンコーキング

変成シリコンコーキングは、シリコンコーキングの欠点を克服した高機能タイプです。
上塗り塗装が可能で、豊富なカラーバリエーションを持っています。
耐候性・耐久性に優れ、幅広い用途で使用できます。

5:ポリウレタンコーキング

ポリウレタンコーキングは、水中でも使用可能な高い耐水性を持ちます。
強い粘着力と優れた弾力性を兼ね備え、コンクリートのひび割れ補修や水回りの防水に適しています。
ただし価格が高く、使用には専門的な技術が求められます。

これら5種類のコーキング材は、それぞれ固有の特性を持っています。
耐久性、耐候性、作業性などを総合的に判断し、用途に合わせて最適な製品を選択することが重要です。

□コーキング剤の選び方と使い分け

コーキング剤は、使用方法によって1液タイプと2液タイプに分類されます。
それぞれのメリットとデメリットを理解し、具体的な使用シーンや目的に応じて選択することで、より効果的な施工が可能となります。

1:1液タイプのコーキング剤

1液タイプは、硬化剤があらかじめ配合されており、塗布するだけで自然に硬化します。
部分補修に適しており、素人でも扱いやすいためDIYに向いています。
価格も手頃で入手しやすいのがメリットですが、2液タイプと比べると耐久性では劣ります。

2:2液タイプのコーキング剤

2液タイプは、コーキング剤と硬化剤が別々に用意され、使用前に混合する必要があります。
正確な混合比が求められ、施工にも専門的な技術が必要とされます。
ただし、耐久性に優れ、マンションやビルの広範囲での使用が可能です。
液状の保存期間も1液タイプより長いというメリットがあります。

3:使用目的に合わせた選択

部分的な補修やDIYでは1液タイプ、広範囲での施工や高い耐久性が求められる場合は2液タイプを選ぶのが基本です。
また、施工箇所の材質や環境条件に合わせて、最適なコーキング材を使い分けることも重要です。

例えば、コンクリートのひび割れ補修にはウレタンやポリウレタン、水回りにはシリコンやポリウレタン、外壁の目地にはシリコンや変成シリコンが適しています。

コーキング材の選択は、建物の美観と耐久性を大きく左右する重要な要素です。
1液・2液タイプの特性を理解し、用途や求められる性能に合わせて適切に使い分けることで、より効果的で長持ちする施工が可能となるでしょう。

□まとめ

外壁塗装に用いられるコーキング材には、アクリル、ウレタン、シリコン、変成シリコン、ポリウレタンの5種類があり、それぞれ耐久性や耐候性、作業性などの特性が異なります。
また、コーキング剤は1液タイプと2液タイプに分かれ、部分補修やDIYには1液タイプ、広範囲の施工や高い耐久性が求められる場合は2液タイプが適しています。
コーキング材の選択は、建物の美観と耐久性に直結する重要なポイントです。
用途や求められる性能に合わせて適切な製品を使い分けることで、より効果的で長持ちする外壁塗装が実現できるでしょう。

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